育毛にはシャンプー後のヘアケアも大切

シャンプーが終わった後に、リンスやトリートメントをするという方もいらっしゃると思います。リンスやトリートメントは髪の毛を保護するために行うものです。頭髪をしなやかに、そしてしっとりとさせる役割がリンスやトリートメントです。

リンスとトリートメントの違いについて簡単に説明します。

リンス剤の粒子は大きく、キューティクルのすき間から内部に入り込むことができません。リンスは外側から髪の毛を保護するものです。

一方、トリートメント剤の粒子は微細で、わずかなすき間を通り抜けて髪の毛の内部まで浸透します。トリートメントは内側から髪の毛を保護するものです。

リンスもトリートメントも髪の毛を保護するためのもので、育毛に関しては効果がないものがほとんどです。育毛のためには、リンスやトリートメントは毛先の部分につけるようにして、できるだけ頭皮にはつけないようにします。

せっかくシャンプーで頭皮をきれいにしたのですから、その頭皮を汚さないようにする必要があります。そして、リンスもトリートメントもシャンプーと同様によくすすぐ必要があります。すすぎ残しがあると、頭皮にかぶれを起こす心配があります。

髪の毛の水分を落とすためにタオルでふき取りますが、ふき取り方にも注意が必要です。タオルでゴシゴシこすって水分を落としてはいけません。新しく生えてきた髪の毛は細くて弱々しいものです。その弱い新毛をゴシゴシと手荒く扱ってしまっては、せっかく生えてきた新毛が抜け落ちてしまう心配があります。タオルで軽くたたくようにして水分を拭き取るのが良いと思います。

ドライヤーの使い方にも注意が必要です。ドライヤーを高熱にしすぎたり、長くあてすぎたりして髪の毛を乾燥させすぎないように注意する必要があります。

正常な髪の毛の水分量は11～13％です。髪の毛を触ってしっとり感が残るくらいがちょうどよい乾燥のさせ方です。それくらいでドライヤーは終了させます。

育毛のためには、髪の毛を乾燥させた後に育毛剤を使うのが良いと思います。育毛剤の中にはシャンプー後に育毛剤を使うことを推奨しているものもあります。

シャンプーで頭皮や毛穴を清潔にした後に育毛剤を使うのです。育毛剤は頭皮の内側部分である毛根部分に働きかける作用を持つものがほとんどです。頭皮の外側から内側に働きかけるので、毛穴がきれいなシャンプー後に育毛剤を使うのが効果的です。

髪の毛に整髪料を付ける場合にも注意が必要です。整髪料もリンスやトリートメントと同様に髪の毛につけるように気を付けます。せっかくきれいにした頭皮を整髪料で汚してしまうことが無いように整髪料の使い方にも注意をする必要があります。

育毛のためには頭皮は重要な役割を持っています。せっかくシャンプーで頭皮を清潔にしたのですから、シャンプー後のヘアケアで頭皮を汚してしまわないよう気を付けてみてはいかがでしょうか。

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