髪の毛が生えてくる場所

髪の毛は皮膚の表面に出ていて手で触れることのできる毛幹部分と、皮膚の内部に埋まっていて手では触れることのできない毛根部分に分かれています。

毛幹部分と毛根部分の境目は頭皮の表面です。頭皮の表面には毛穴がありそこから髪の毛は生えてきているのです。

毛穴からは1本の髪の毛が生えてきているわけではありません。通常は2～3本の髪の毛が1つの毛穴を共有して生えてきています。

毛穴に異常があると色々と不都合が生じてしまいます。

健康な毛穴はきれいですっきりとしているものです。余計なものが詰まっているということはありません。

ベトベトした頭皮で、毛穴には皮脂が詰まってしまっていては健康な状態とは言えません。

パサパサした頭皮で、毛穴が乾燥しているような状態も健康とは言えません。

育毛には毛穴の詰まりは関係ないという方もいるかもしれません。ただ、余計なものが詰まってしまい汚れているような毛穴よりも、きれいさっぱりとした毛穴の方が好ましいと思うほうが人情というものではないでしょうか。

毛穴が詰まってしまう理由は、皮脂の過剰分泌があります。

過剰分泌だけではなく、ムースやワックスなどの整髪料が毛穴をふさいでしまうということもあります。

整髪料を使う際には、頭皮につけるのではなくて、髪の毛のみにつけるように気を付ける必要があります。

育毛剤を使う場合には毛穴の汚れは大敵になります。

髪の毛の成長には毛乳頭と毛母細胞の相互作用が必要になります。毛乳頭が指令を出し、毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで髪の毛は成長するのです。

育毛剤は毛乳頭や毛母細胞に働きかけるタイプのものがほとんどです。

毛穴が詰まっていては、育毛剤の有効成分が毛乳頭や毛母細胞の部分にまで浸透しません。

毛穴を清潔に保つにはシャンプーが重要になります。毛穴に詰まった皮脂などは適切にシャンプーを行うことで取り除けるのです。

育毛剤を使うのはシャンプー後が良いというのもうなづけます。

育毛剤を使う場合だけではなく、髪の毛を正常に育てるためにも、毛穴をきれいな状態に保つようなヘアケアを心掛けたいものです。

髪の毛が生える仕組みコンテンツ