髪の毛の成分
髪の毛の成分を知ることは大切なことです。健康な髪の毛を育てる上で必要な栄養素は何なのかを知るということにつながります。髪の毛を作るもとになる栄養素を多く含んだ食べ物を食すれば、それは細くて薄くなってしまった髪の毛を育毛して健康な太い髪を取り戻すということにつながることになります。
髪の毛を構成する成分として、たんぱく質が85~90%、水分が11~13%、メラニンが4.5%、脂質が1~6%と言われています。含有量を見てわかるように、髪の毛のために最も必要な栄養素は、たんぱく質であるということがわかります。
たんぱく質が不足すると薄毛となる原因になってしまったり、脱毛を引き起こしてしまうという場合もあったりします。
たんぱく質は髪の毛を作り出すために最も大切な栄養素なのです。
髪の毛は18種類のアミノ酸が結合したケラチンというたんぱく質で作られています。なかでも多いのは硫黄を含んだシスチンというアミノ酸です。
たんぱく質は食べ物を食することで口から採取されます。口から採取されたたんぱく質は胃から腸へと進んでいく過程でアミノ酸に分解されて体内に吸収されます。分解されて吸収されたアミノ酸が再びたんぱく質として結合することで髪の毛は作られていきます。
アミノ酸には、体内で作ることができるものと、作ることができないものに分けることができます。体内で作ることのできないアミノ酸は必須アミノ酸と呼ばれています。髪の毛は18種類のアミノ酸で作られていますが、そのうち9種類は必須アミノ酸です。
必須アミノ酸は体内では作られないので、食べ物を食することでしっかりと採取しなければいけません。そのため、必須アミノ酸を十分にバランスよく含んでいる良質なたんぱく質をしっかりと採取することが髪の毛の育毛にとって重要になります。
良質なたんぱく質の代表的なものに、牛乳や鶏卵、魚や大豆などが挙げられます。これらをバランスよく毎日の食事で食することは育毛にとって重要になります。
髪の毛が生える仕組み コンテンツ
髪の毛の役割|
髪の毛の構造|
髪の毛の成分|
髪の毛のヘアサイクル|
髪の毛の細胞分裂
髪の毛を成長させる司令塔|
髪の毛を成長させる土壌|
髪の毛に栄養分を補給
髪の毛の成長速度|
髪の毛が生えてくる場所|
髪の毛の水分量