髪の毛の成長速度
髪の毛は成長期→退行期→休止期のヘアサイクル(毛周期)を繰り返しています。成長しては抜け落ち、成長しては抜け落ちを繰り返しているのです。
成長期は男性で3~5年、女性で4~6年続きます。通常、成長期の髪の毛は伸び続けています。
もちろん、髪の毛の伸び方には個人差があります。気温や体調、ストレスなどによっても伸び方は変わってきます。早く伸びる時期もあれば、ゆっくり伸びる時期もあるのです。
また、髪の毛が成長する速度は男女間によっても差があると言われています。女性ホルモンの影響があるので、一般的には女性の方が髪の毛の伸び方は速いし成長期の期間も長いと言われています。
髪の毛の伸び方は年齢によっても変わってきます。新陳代謝が活発な若い時期には髪の毛の伸びは早くなります。高齢になれば新陳代謝は衰えるので髪の毛の伸びは遅くなります。
髪の毛がどれだけの速さで伸びるのかというと、標準的な日本人として1日に0.3~0.4mmです。この速度で伸びるとすれば、3日で約1mm、1か月で約1cmのペースで伸びるということになります。成長期が5年とすると、成長期の間に髪の毛は約60cm伸びるという計算になります。
髪の毛を早く伸ばす要因として成長ホルモンが関係しています。
成長ホルモンは若い人の方が活発に分泌されていますが、年を取ったからと言って分泌がなくなるわけではありません。身長こそ伸びないかもしれませんが、細胞組織の活性化などに重要な役割を果たしているのです。
成長ホルモンは睡眠中にたくさん分泌されてます。特に夜10時から2時の間に活発に分泌されています。
育毛していくためには、この時間帯に眠りに入っているということは重要です。成長ホルモンが一番活発に働いている夜10時から2時というゴールデンタイムの間には睡眠に入っていることが重要なのです。
とはいえ、夜10時というのはまだ早すぎるという方も多いと思います。その場合でも夜12時までには眠りに入っているということが育毛にとっては大切なことです。
早寝早起きは育毛にとっても良いことなのです。
育毛に良いこと、イコール、身体全体の健康に良いことというのは、このことからも言えるのかもしれません。
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