薄毛は食生活が関係する

髪の毛が健康に育つためには栄養分が必要です。髪の毛は頭皮を流れる毛細血管から栄養分を受け取り成長していきます。栄養分が十分に補給されなければ、薄毛の原因となってしまいます。

髪の毛の成分は、たんぱく質が80～85％、水分が11～16％、メラニンが4.5％、脂質が1～6％です。髪の毛の主成分はたんぱく質で18種類のアミノ酸が結合してできたものです。

たんぱく質は食べ物から採取することがほとんどです。口から採取されたたんぱく質は、胃から腸へと進んでいく過程でアミノ酸に分解されて体内に吸収されます。このアミノ酸が再びたんぱく質として結合することで髪の毛は作られているのです。

髪の毛の主要成分であるたんぱく質が不足してしまっては、つやや張りのある健康な髪の毛を育てることはできません。たんぱく質が不足すると、薄毛や脱毛を引き起こす原因となってしまうのです。

たんぱく質などの栄養分を体内で働かせるためにはミネラルやビタミンも欠かすことができません。

ミネラルとは、炭素、水素、酸素、窒素を除いた生体に必要な元素のことで、身体を作ったり、維持したりするために必要な元素です。アミノ酸が体内でしっかりと働くためにも必要になる元素になります。

ミネラルの中でも亜鉛や銅、セレニウム、硫黄などが不足してしまっては抜け毛や白髪が増える原因となってしまいます。

ビタミンは全部で20種類あります。このうち、生命維持に必須とされているのは、ビタミンA、D、E、K、C、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パンテノン酸、葉酸、ビオチンの13種類です。

ビタミンAが不足すると皮脂の分泌が減り皮膚のうるおいが無くなり毛髪は乾燥しやすくなります。ビタミンB6はたんぱく質の代謝に欠かせないものです。不足してしまうと脱毛症の原因となってしまいます。

アルコールやコーヒーにも注意が必要です。適量ならば問題ありませんが、とりすぎると、ビタミンを破壊してしまいます。

コーヒーに含まれているカフェインにも注意が必要です。カフェインには覚醒作用があるのは皆さんご存知だと思います。なぜ、覚醒するかというと、自律神経のうちの交感神経を刺激しているからです。

交感神経を刺激するのはストレスがかかっている状態と同じことになります。血管が収縮されてしまうということなどが生じてしまいます。

育毛のために良くないことは、身体全体の健康にとっても良くないことが多いです。健康に暮らしていくことに注意し、育毛のために必要な食べ物を多すぎず、少なすぎず、適量をバランスよく食していく必要があると言えるのではないでしょうか。

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