薄毛はストレスが関係する

育毛という観点だけではなく、身体全体の健康を維持するためにもストレスは大敵になります。ストレスは自律神経のバランスを崩してしまうのです。それにより、さまざまな影響が身体に現れてしまいます。

自律神経は、生命を保っていくために必要な機能の調整を自動的に行ってくれています。人間が自分の意志で動かしたり止めたりすることができない部分の働きをコントロールしてくれているのです。

例えば、心臓の動きや血流、汗をかくなどといったことがあります。心臓の動きを自分でコントロールできる人はいないと思います。育毛したいからと言って、頭皮の血流を良くするぞと思ってみても、実際に血流を増やしたりすることはできません。これらのことは自律神経が自動的に調節してくれているのです。

自律神経は、交感神経と副交感神経から成り立っています。交感神経は活動モードのときに、副交感神経はリラックスモードのときに支配的になると言われています。覚醒時や怒り、恐怖、不安や緊張が生じたときに働くのが交感神経です。睡眠中や安定している状態の時に働くのが副交感神経です。

交感神経と副交感神経は、外部からの刺激や心の状態、時間などによってお互いに休んだり働いたりをしながら全体としてバランスを取っているのです。

もしも、長期的にストレスが続くようになると交感神経がずっと興奮した状態になってしまい、副交感神経との切り替えがうまくいかなくなってしまいます。

交感神経が働いている時には、汗が濃くなってしまったり、血管や皮膚が収縮してしまったりします。胃腸の働きは抑制されてしまいますし、消化液の分泌も抑制されてしまいます。

汗が濃くなることは皮脂がたまってしまうことにつながりかねません。血管が収縮すると栄養が頭皮にいきわたりにくくなってしまいます。胃腸や消化液の働きが抑制されてしまっては、育毛に良い食べ物を食べていたとしても、栄養分の吸収が阻害されてしまいます。

ストレスは育毛にとって大敵となってしまうのです。

ストレスが育毛に良くないからと言ってストレスを無くすことは難しいと思います。仕事や対人関係などがストレスとなってしまうことがあると思います。仕事や対人関係などは無くそうと思っても無くせるものではありません。

ストレスを抱え込まないためにも、適度なリラックスが必要になります。仕事が終わってから夜にゆっくり半身浴をするとか、できるだけ物事をプラス思考でとらえ、ストレスにならないように考え方を変えてみるとかをしてみるのです。

ストレスを無くすことができればベストかもしれませんが、そうもいかないと思います。ストレスと上手に付き合っていくことが育毛には必要となるのではないでしょうか。

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